働く女性は、ストレスによって心だけではなく体もバランスを崩してしまいがちです。そこで幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを上手に分泌させ、毎日の生活を前向きに活動的に過ごせるよう工夫してみましょう。
まずセロトニンは脳の中で活躍する神経伝達物質で、感情や神経の正常な働きに密接に関係しています。このセロトニンが欠乏する原因としては、日光不足や運動不足、ストレスなどが挙げられるでしょう。
現代の生活では、起床から就寝までスマホやパソコンと切り離せない状況にあります。画面を見ている時間が非常に長いため日光を浴びたり、軽く運動したりすることがなかなかできない環境です。知らず知らずのうちにストレスが溜まり、癒やしとは無縁な毎日を生きている人も多いでしょう。そんな生活を続けていると、セロトニンは欠乏してしまいます。
セロトニンを多く分泌させるには、何と言っても日光をよく浴びることです。時間にすると10分~30分ほどで、全身で日光を浴びる必要はありません。目に光が入ったり、手のひらに当てたりするだけでも充分です。
また、ストレッチやヨガ、ウォーキングといった軽い運動も良いでしょう。中でも手軽なのはウォーキングで、30分ほど自然の豊かな公園や川沿いで日光を浴びながら歩くのがおすすめです。ウォーキング中は、なるべく自分の呼吸を意識しながら歩きましょう。幸福ホルモンのセロトニンが活性化して気持ちが明るくなり、活動に最も適した状態に体が変化します。